2008年5月26日月曜日

『解体の儀』

この写真は07年3月29日の日付である。岩井沢工務所が撮影したものをコピーしてもらった。再利用するための 建物の解体は、ただ壊すだけの解体とは比較にならない時間と神経を必要とするであろう。厳しい冬が終わってから作業を開始したはずなのに、このときは3月の末にこれだけの降雪があった。苦労がしのばれるというものだ。


この写真を見るたびに感じることがある。十数本の柱が直立している様子が独特の清清しさをかもし出しているのだ。また背後に大木があること、それに雪景色の中であること、そういった状況が何かおごそかな、宗教的な雰囲気を漂わせているように感じる。祭壇の前に立っているかのような。


青の作業着を着た現場の人が作業の具合を点検しているのであろうか。重要な儀式を控えた神官に見えなくもない。